中川 大 (なかがわ だい) 1978年 熊本市生まれ
ピアニスト/指揮者/作編曲家

9歳からピアノを、11歳で指揮、12歳で作曲を始める。15歳の時、器楽指揮法セミナーで山下一史氏(指揮者)に指導を受ける。
熊本県立阿蘇高校在学時、アメリカ・ミシガン州、インターロッケン芸術アカデミー・作曲科に合格、後に両校を中退。

1996年、市民オペラ団体に入団。佐久間伸一氏(オペラバス歌手)の元でオペラの勉強を始める。

1997年、熊本県立湧心館高校全日制に入学。同年、沖縄で行われた、志岐由理子氏(声楽家、ソプラノ歌手)のリサイタルにおいて、伴奏者デビュー。

1999年、みやまコンセール自主事業、鹿児島県文化振興財団主催、「九州の演奏家」に出演。同年、20世紀ファイナルオペラ ヴェルディ作曲「アイーダ」で、ピエール・ジョルジョ・モランディ氏(指揮者)のアシスタントコンダクターを務める。

2000年、熊本民謡「田原坂」の編曲を手掛け、志岐由理子、ソプラノリサイタルにおいて初演。同年、熊本城・本丸特設会場で行われた、新世紀カウントダウンでも同氏によって披露された。

2002年、熊本市現代美術館オープニングセレモニーにピアニストとして出演。同年、熊本市健軍文化ホール主催、池田美樹氏(劇作家•演出家)作「闇夜のカノン」において、音楽監督、アレンジ、ピアノを担当。

2003年、バッハのクラヴィーア研究で著名な市田儀一郎氏に才能を認められ親交を深める。同年、市田氏の推薦でフォルカー・レニッケ氏(指揮者)の助手となる。新国立劇場でのモーツァルト作曲 オペラ「ドン・ジョヴァンニ」等、全てのオペラ公演やオーケストラ公演のアシスタントコンダクター及び、コレペティトールを務める。

2005年~2010年、九州カンマーコラスの常任指揮者として定期公演を指揮。

2007年、イタリア・ピアチェンツァ、モランド宮殿で行われた、伊政府主催コンサートに出演。ソリスト金城久美子氏(ソプラノ歌手)。同年、NHK•美術館コンサート20周年記念「熊本の風スペシャル」に出演。

2009年、ミュンヘンで行われた、国際指揮者マスタークラスにおいて、クルト・レーデル教授より、指揮のディプロマを授与。同年、エストニアのタリン室内管弦楽団を指揮。

2017年、熊本ルネサンスフットボールクラブの、テーマソングの作詞、作曲、アレンジを担当。

2018年、熊日創立75周年記念、第50回熊日学生音楽コンクール受賞者演奏会にゲスト出演。ソリスト上野精輝氏(トロンハイム交響楽団第1コンサートマスター)。

2019年、世界文化遺産、天草の崎津集落キリシタン伝来450年祭に出演 ソリスト、志岐由理子氏(声楽家・ソプラノ歌手)。

ピアニストとして幅広いレパートリーを持っており、これまでに日本各地でピアノリサイタルを行う。

作編曲家としても、映画音楽やCM等、様々な作曲・アレンジを手掛けており、熊本県立劇場、熊本市民会館等、数多くの自主文化事業公演に出演。スクールコンサートや後進の指導など、地域に根ざした活動も行っている。

伴奏法を故・久邇之宣氏に、指揮法と音楽全般を故・フォルカー・レニッケ氏に師事。